転造丸ダイス ダイス表面処理(GM・WPC処理) ダイスの疲労強度と対磨耗性を向上するための処理で、高硬度ワーク※1や太径のワークに効果を発揮します。GM処理はダイスのねじ面を粗く致しますので、異型ワーク(頭が大きい等)のスリップ防止にも効果を発揮します。(※GM・WPC処理には別途費用が発生致します。) ※1.弊社ではHRC43までの冷間転造の実績が有ります。 1. 処理方法 GM・WPC処理共、ダイスのねじ面に微細な粒状物を投射(ショット)することにより、引張応力を取除き圧縮応力を残留させると共に、ダイスねじ面の表面高度を高め、対疲労強度と対磨耗性を向上させます。 2. GM・WPC処理の相違について 基本的には、GM・WPC共に同等の処理方法及び目的を持ったショット処理です。 (粒状物及びショット方法の相違は有ります) WPC処理の利点として以下のもがあります。 ① 粒状物が微細のため、処理ダイスの表面粗さがGM処理に比べ低い。 (ステンレスでフランク面が曇るのを嫌うユーザにて実績あり) ② 転造圧がGM処理と比較し上がりずらい。 (ダイスねじ面の粗さGM処理と比較して低いため転造圧が上がりずらい)